コムラサキ ただいま越冬中(閲覧注意)

昨年12月初旬頃からコムラサキの幼虫がヤナギの幹で越冬を始めています。

その時点ではヤナギの木はまだ葉っぱが緑のまま残っていましたが、幼虫は気温が下がってきたこともあり早めに越冬態勢に入り出したと思われます。

12月3日の時点ではまだその数も少なく、発見できたのはたった3つだけでしたが、その後、数はどんどん増えてきました。冬の寒さが本格化し、ヤナギが葉を落してしまう前には梢から全て下に降りどこか樹皮の割れ目を見つけているはずです。河川敷にあるたくさんのヤナギの群落のうち、一昨年来観察をしている10株ほどのヤナギにだけでも、今シーズンは昨シーズンを上回る60以上の越冬幼虫が確認されています。この冬は果たして何頭の幼虫が越冬をしていることか(おそらく、見落としているものがまだまだたくさんいるはずです)。そして、このうち何頭が成虫になることができるか・・・。というのも、この河川敷のヤナギは遊びに来る近所の子供たちの木登りにはうってつけ、ちょうど子供たちの足がかかるあたりの幼虫は災難です。また、冬場のエサに困っているシジュウカラなどの野鳥にも狙われかねません。

今シーズンの筆者の狙いは、そんな幼虫が寒くなる前に枝先から降りてきてあちこち這いまわり自分に合う冬場のねぐらを探している場面を見られないものか、ということでした。昨年の春、越冬明けの幼虫が目を覚まし越冬場所を離れて梢の上を目指して始動する瞬間をやっとのことで目撃できたこともあり(下の写真参照)、今シーズンは越冬態勢に入る場面を見てみたいと考えたわけです。しかし、やはりそれは余程の偶然でもなければ難しいことだと分かりました。ともかく、この幼虫は体長7-8mmととても小さく、また樹皮の色そっくりの見事な保護色でもあり、余程慣れていなければなかなか見つけるには苦労します。まして、老眼にはさらに厳しいものがあります(笑)。

これは昨年の春3月、冬眠を終え活動を始めたばかりの幼虫の様子。大きく伸びをして反り返って準備運動、これからこの場所を這い出て新芽が出る梢を目指して登っていくことになります。

(Henk)

参考 蝶図鑑 コムラサキ

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