あけまして おめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

と、ご挨拶はしたものの、この冬場にこの近辺ではもう飛んでいるチョウはどこにも見当たらない。例年なら近くの生垣でひっそりと越冬しているはずのムラサキシジミもムラサキツバメも今年は見つからないので、どこか違う場所にでも潜んでいるのだろう。さあ、年明け早々ネタ不足となったが、どうしよう。そうだ、越冬と言えば、コムラサキの幼虫がいたではないか。

昨年密かに狙っていた晩秋に樹冠から降りて冬眠態勢に入るまでの幼虫の動きはついに見ることはできなかった。見つけた時にはどれも既に冬眠態勢に入ってしまっていたのだ。一昨年以降春先には冬眠から目覚めた時の行動は運よく目撃できていたので、今度は反対に冬眠に入る瞬間が見たいと考えたわけだが、昨年その目論見は見事に失敗に終わったということだ。
ところで、この写真には体長1㎝前後の小さい幼虫が3つ写っていますが、お分かりになるでしょうか?ヤナギの樹皮のようにうまく擬態しているのでよくご覧ください(発見した時にこうして番号を付けて、これらが3月に目覚め再び活動開始するまでの観察のための目印にしています)。

これらの幼虫たちは冬眠する場所をどのように探して、何時移動をしているのか等々分らないことだらけなので、容易にはその場面に出会うことはできない。いわば、これも運任せに近い。ともかく、今年に持ち越しの宿題となっている。今年こそは。

(Henk)

参考 蝶図鑑 コムラサキ

あけまして おめでとうございます” に対して2件のコメントがあります。

  1. Koyapoo より:

    Henkさん、こんばんは。
    こちらでははじめまして。

    先日河原でお会いしたKoyapooです。
    いろんなお話をしていただきありがとうございました。
    たいへん勉強になりました。
    またお会い出来ましたらいろいろと教えてください。

    「蝶と野鳥の図鑑」を拝見しました。素晴らしいサイトを運営されているんですね。恐れ入りました。

    それにしてもコムラサキの幼虫の擬態は完璧ですねえ。
    当方1月3日記事の写真を見てもどれが幼虫かはっきりしませんでした。
    関連記事でアップされたのを見てようやくわかりました。

    当方も成虫のコムラサキは多摩川で何枚か撮っております。紫色に輝く翅はうまく撮れていませんが・・・
    よろしければお時間のあるときにでも見ていただければ幸いです。
    こちらです。

    http://blog.livedoor.jp/hk10123/search?q=%A5%B3%A5%E0%A5%E9%A5%B5%A5%AD

    開かない時は弊ブログ「ベランダの訪問者たち」のブログ内検索で「コムラサキ」と入れていただければ同じページが開きます。
    どうぞよろしくお願いいたします。

    Koyapoo

  2. Henk より:

    Koyapoo さん

    早速サイトをご覧頂き有難うございます。
    私共のサイトはmatsさんという相棒と二人でもう5年以上やっております。
    今住んでいる多摩川近辺・生田緑地周辺のごく身近なチョウや野鳥を対象に日々の観察を行っています。言わば日常の記録代わりです。
    この冬場は流石にチョウはネタ切れに近く、頻度は落ちていますが、また春先からは頑張りますのでよろしくお願いします。
    Koyapooさんのサイトも拝見しました。写真がどれも生き生きしていて、流石のカメラワークだと感心しました。
    これからもじっくり拝見させて頂きます。
    今後ともよろしく。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です