飼ってみた、アカタテハ(1)

アカタテハだが、私の住んでいる多摩川中流域ではそれほど多い種類ではないようだ。どちらかというとヒメアカタテハという非常によく似た模様のチョウの方をよく目にする。

色がよく似ているので遠目には簡単には区別しにくいが、アカタテハには後翅の縁を除いて一面に濃い茶色のふさふさとした毛があり、ヒメアカタテハのようにその部分の模様が見えないのがその特徴だ。二つの写真をご覧頂くとよくわかると思う。

アカタテハ 

ヒメアカタテハ

先日多摩川の土手沿いを歩いていていろいろな野草の中に混じったカラムシの群落に目が止まった。青ジソの葉っぱに似たカラムシという植物がアカタテハの食草なのだ。ならば幼虫がいないか、あたりのカラムシを探してみた。

アカタテハの幼虫は他のチョウの幼虫とは少し変っていて、ただ葉っぱをたべるだけではなく、その葉っぱで自ら巣を作り、そこを拠点に活動する性質がある。多少ざらざらとしたカラムシの葉っぱを縦に二つ折りにして餃子を作る時と同じ要領で自分が吐き出す糸で綴じ、ちょうど餃子型の巣に仕上げるのだ。カラムシの葉裏は白っぽいので、緑の葉の中で白い餃子型の巣を探すのは比較的簡単だ。

ただし、すべての巣に幼虫がいるかどうかはわからない。巣が小さくなると大きい葉で巣を作り変えて、中にはいないこともあるし、エサを食べに外出していることもある。ともかく、そこでいくつかの餃子の巣を採って来て、飼育してみることにした。じっくり飼育して羽化の瞬間を見たいとかねがね思っていた所でもあった。

(Henk) 

参考 蝶図鑑 アカタテハ

 

 

飼ってみた、アカタテハ(1)” に対して1件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です