夏の終り クジャクチョウほか
年中行事で8月の終りに訪れる長野県の山、休みが取れたのはいいものの、今ひとつ天気がはっきりしません。 Mats
ゴマナで吸蜜するクジャクチョウ。例年相棒のHenk氏と訪れるのだが今年は予定が合わず一人で行くこととなった。特急「あずさ」を予約しようとしたところ直前だったためか満席。検索してみると「あずさ」の自由席は3、4、5号車ということなので、特急券のみ購入、始発の新宿発7:00の1時間前に行けば座れるだろうと5時起きで勇んで出かけたところホームには誰もいない? 再度検索、なんと今では全席指定で自由席はなくなったことが判明、記事の日付確認不足・・・空いている席には座っていいけれど予約した人が来たら代ってね、という不安定この上ない身分の特急券。結局すぐに満席となり2時間近く立ちっぱなしを余儀なくされ早とちりの検索が悔やまれたが早起きした分だけ損はしたもののとにかく予定通り山麓に着いた。下界は晴れているのに山頂には雲がかかり不安を誘うが、お手軽なゴンドラで山頂駅(標高1780m。山自体は2000m弱)に到着、周囲にお花畑や湿原が広がるがガスっていて気温も低く蝶の姿もなくひたすら陽が差すのを待つこと1時間、漸く薄日が差して蝶たちがぼつぼつと姿を現わし始めた。
↑ 最初に現われたアカタテハ 白っぽいガスとマツムシソウとのコラボで色彩が映える
↑ ホシホウジャク(スズメガ科)も飛来
↑ ヒメキマダラヒカゲ マツムシソウはみなさん御用達
↑ 陽が差してくると活動開始するクジャクチョウ 後翅2つの目玉(眼状紋という)が見えて計4つになるタイミングを狙うが後翅の2つはなかなか見せてくれない
↑ キアゲハ 山頂に集まる傾向があるがこのあたりの方が花は多い
↑ アサギマダラ まだ数は少なかったが秋には南方への、時には2千キロに及ぶ渡りに備えている
↑ シータテハ発見! 後翅の裏の紋が「C」と見えることからの命名だそうだがセンスはイマイチ
↑ 昨年の同時期に撮影したキベリタテハ。これを狙いたかったのだが今回は一度も姿を見せず残念。花に来ることは珍しいので前回がラッキーだったのだろう