アゲハの蛹
皆さんよくご存知のアゲハの青虫が蛹になり、羽化直前までの過程です。
脱皮を繰り返し、最終齢も終盤になると自分で器用に糸を吐き枝に体を固定して、しばらく動かなくなります。蛹になる準備をしているのです。これを前蛹(前蛹)といいます。
数日すると、青虫の皮を下へ下へとするすると脱ぎ棄てて、蛹の形になります。あっという間の「早変わり」で、その瞬間はなかなか目撃できません。
そして、さらに2週間程。蛹のなかでは、青虫の体からチョウの体に大改造が行われているはずです。羽化する直前になると、だんだん翅の色が透けて見えるようになります。
これは我が家のベランダのサンショウでの出来事。
それとは別に、秋口の幼虫は蛹になってそのまま冬を越します。そして、春一番に羽化します。これも我家のサンショウでの4年前のアゲハの越冬蛹です。どこにいるか、わかりますか?サンショウの木の幹の色によく似ています。
(Henk)
参考 蝶図鑑 アゲハ