ハイムのムラサキツバメ(2)

飼育箱に入れてから1週間ほどで一緒に入れておいた何枚かのマテバシイの枯葉の上で蛹になった。蛹になるには緑の葉よりもどうも枯れ葉のほうが好みらしい。それも枯れ葉に挟まれるようにその間で蛹になっていた(上の写真は一枚枯れ葉を捲ったところ)。蛹の横には、脱ぎ捨てられた幼虫時代の抜け殻が見える。
そして羽化を待ったが、またしても今回も羽化の瞬間には立ち会うことができなかった。羽化当日、同時刻(8時40分前後)に先般の記事でも書いた飼育中の2頭のヤマトシジミも羽化の時期を迎えており、あわよくば両方の羽化をと狙っていたのだが、ヤマトシジミに気をとられている僅かな隙にムラサキツバメも羽化を始めてしまった。この写真のように、まだ翅を伸ばし始めたばかりだが、蛹の殻が割れ体が抜け出してからが意外に速い。結局、「二兎追うものは・・・」の格言通りとなってしまった。ともかく、羽化の瞬間に立ち会うことも簡単なことではないが、それをカメラ1台で静止画を撮ることはさらになお難しいことを今回も痛感させられた。結局、右往左往しただけに終った。

そして、羽化したのがメスだったので、またこの場所で卵を産んでくれることを期待して、翅が完全に固まってから卵のあった元の場所に戻してやった。

その1か月後にもさらに何頭か羽化させたが、以下の写真がその羽化直後の様子。鮮やかな青紫の翅の色が何とも言えない。最後の写真は、私の手から飛び立って行く瞬間をとらえることができた。


(Henk)
参考 蝶図鑑 ムラサキツバメ

