ムラサキツバメ1・2・3
先頃からムラサキツバメを8頭飼育していた。終齢近くなってエサのマテバシイの柔らかい葉が手当てできなくて、そのままいしていたら、皆飼育箱の壁などにつかまってそこで蛹になっていた。その蛹たちが、1頭だけを除いて、その朝に一斉に羽化していた。少し小雨が降って、飼育箱の蓋を取ってもなかなか飛び立とうとはしない。羽化直後のためまだそれほど翅の力が強くないからだろう。ということで、指を出すと1頭ずつ乗り移って来た。1頭、1頭、また1頭。結局3頭を手に乗せた。
4頭目をトライしたところで、最初のものが飛び立ち、再びもう1頭を乗せ3頭に。
そして、他の7頭より2日遅れた1頭だが、羽化後網戸に止まらせたところ、こうしてきれいに翅の表を見せてくれた(他の7頭は翅表も見せず旅立って行ったが)。何か一宿一飯の礼を言ってくれているように思えた。今回の8頭は全てメスだった。
(Henk)
参考 蝶図鑑 ムラサキツバメ