多摩川 キジと遊んだ

この時期になると河川敷の藪や、土手の林の中から甲高い金属音で「キーン、キーン!」というキジの鳴声が聞こえてきます。Mats

土手の散歩道を歩いていると河川敷の枯れ藪の中からミニゴジラの咆哮のような、「キーン、キーン!」(2回鳴く。1回でも3回でもない)というキジの鳴声が聞こえた。まだ夏草は伸びず、藪の高さは低く密生していないので声がしたあたりを見回すと、いたいた! 派手な色なのでよく目立つ。「雉も鳴かずば撃たれまい」とはよく言ったもので、オスは縄張りを主張しメスを呼び寄せるために鳴くのだろうが天敵には居場所を告知しているようなもの。私が撃つのはせいぜいカメラの連写シャッターくらいなのででキジに害はないがなんとなく間抜けな感じがしないでもない。散歩している範囲でも数羽の鳴声が聞こえるのでそれぞれはそれほど広い縄張りではないのだろう。ただ、メスは複数のオスの縄張りに出入りするらしいので縄張りの意味するところも微妙ではある。

⇒ 動画 縄張り宣言 母衣(ほろ)打ち  伸び上がって両翼をバタバタさせ胴体に打ち付けながら雄叫びをあげる

↓ 鳴声のする方を見たら・・・

↓ かなり距離を取って(10mくらい)動きを止めて観察する。すると、水辺をのこのこと歩き出した。因みに歩くのはそこそこ速いが飛ぶのは苦手で気の毒になるほど体が重たそうな低空飛行

↓ なんとも色合いの派手なこと!

↓ 5mくらいまで近づいたらちょっと気にしたようだ

↓ 少し警戒したのかこちらが川の流れと平行に移動すると、くるっと反対方向に進むようになった。ちょこまかと右に左に動くと、キジはその逆に自動的に向きを変えるので、撮影の邪魔になる藪や草の方に進みそうになると、ちょっとフェイントをかけて動くと素直に反転して見通しのきくところに戻ってくれる。こんなことで随分遊んでもらったが、いい迷惑だったかも・・・なんか怒ってる??

↓ 30分ほど遊んだ後、キジは土手の藪に消えた。「またな!」(私)、「もういいよ、ったく!」(キジ)

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