イチモンジセセリ 大爆発?!
例年のことだが、9月中旬を過ぎる頃からの現象だ。多摩川土手でイチモンジセセリが大量に発生する。クズ・アレチウリ・カラムシなどの野草もこの時期には土手の斜面を覆い尽くし、なかなか踏み入れない状態となる。そんな野草の葉の上にたくさんのイチモンジセセリを見ることができる。多い時には1平米あたりに5~10頭がとまっているという超高密度だ。近づくと一斉にあたりを飛び回り、少し大袈裟だが、何か爆弾が弾けたような感じさえする。大発生というより、やはり大爆発しているというのがふさわしいように思う。
写真を見てもらえばわかるが、こんな狭い所に7頭が皆それぞれに一国一城の主のように自分の場所に陣取っている。かと思うと、アレチウリの咲いた花に、2頭のイチモンジセセリが仲良く止まっていて、どことなく微笑ましい。おそらく求愛中なのだろう。
(Henk)
参考 蝶図鑑 イチモンジセセリ