前進は出来ない

河川敷にできたたくさんのアリジゴクの穴を見ていると、つい子供の頃の遊び心が起きてしまう。すり鉢の底を砂ごと掘り取ってみると怖い怪獣のような虫が潜んでいる。ただ、この怪獣、決してこちらに向かってくることはない。気の毒なことに前進が出来ないのだ。両側に伸びた長い脚を器用に使って後ろに進むだけ。その2本の脚でバタフライ泳法の真逆のやり方で砂を前に送り、自身の体を後ろに押しやる。そしてサラサラした砂地の中に尻から姿を隠してしまう。あっという間の早業だ。掌にあるわずかな砂でもその身を隠すには問題ない。これを特技と言わず、何と言おう。
是非動画でご覧ください。P4160873
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(Henk)

 

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