多摩川の鳥屋さんたち
我々が日頃チョウを追いかけて歩いている多摩川河川敷。そこは、たくさんの生き物の生活の場所で、多くの野鳥も棲息しています。ということで、そこではバズーカ砲のような望遠カメラを持った多くの鳥屋(野鳥撮影愛好家)さんたちと出会います。その中には何人かの顔見知りもできました。彼らの間の情報網は素晴らしく仲間の野鳥の目撃情報は瞬く間に共有されるようで、すぐに多くの鳥屋さんたちが集まって来ます。また、彼らは、まだ真冬ではないものの冷え込んだ朝早いうちから何時間もカメラを構えて絶好のシャッターチャンスをジッと待っている。いわば河川敷のハンターのようです。片や、チョウを追いかけている者には、それほど寒さには縁がありません。なぜなら、チョウは気温が20度近くまで上がらないと飛んでくれないので、特にこの時期に水辺で長期戦を戦っている鳥屋さんたちの忍耐力には頭が下がります。先日そんな鳥屋さんたちを土手の上からそっと撮らせて頂きました。4人のカメラの先には、どうもカワセミか何かがいたようです。その半月ほど前には、「ベニマシコがいた!」と大層盛り上がっているようでしたが、はたして何人の方がいいショットをものにされたのでしょうか。
「寒空に 鳥撮る鳥屋を そっと撮り」
(Henk)