成虫で越冬? モンキチョウ

夏場には鬱蒼と草の生い茂る多摩川河川敷も今は殆どが茶色一色となっている。葉は枯れてもなおしっかりと張り巡らされたクズの蔓に何度も足を取られながら分け入ってみると、足元から黄色いチョウが飛び立った。モンキチョウだ。成虫で越冬していた(?)ようだ。一般にモンキチョウは成虫では越冬しないと言われているが、今年も昨年と同じようにこの時期に成虫を見ることができた。

因みに、昨年の写真が次の2枚だ。


今日出会った個体も翅は殆ど傷んでいないように見える。おそらく昨年の晩秋に遅く羽化したものが茂みの風が当たらないところに潜んで冬を越していたのだろうか。あるいは蛹で越冬するはずだったものが何かの拍子で思ったより早く(早すぎ?)、春を待たずに羽化してしまったのかもしれない。
このチョウ、一旦飛び立つと意外にも元気がよく、枯草をかき分けながら追いかけるのだが、ほんの一瞬止まってもカメラを構える前にすぐに飛び立って逃げてしまう。これを何度も何度も繰り返し、やっと間近で写真に収めることができた。この写真は2枚とも同じ個体で、その撮影時刻からすると結局20-30分は追いかけ回していたことになる(笑)。折角静かに冬を過ごそうとしているところを野暮な暇人に叩き起こされ追いかけられて、このチョウにとってはさぞ迷惑なことだっただろう。

(Henk)

参考 蝶図鑑 モンキチョウ

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