なぜ、こんなに大きさが違うの?

越冬しているヤマトシジミの幼虫の数を数え8頭もいると驚いて先日記事を書いたばかりだが、その後数え直してさらに7頭も増えていて、改めて驚くことになった。しかも、不思議なことにそれぞれの大きさが歴然と違うのだ。冬場ゆえに、またエサの不足により成長の速度に差が出るのは理解できても、なぜこれほどの差が付いたのか。卵から孵化した時期にかなりの差があると思えるほどだ。齢数にして2齢と3・4齢、あるいは終齢くらいに違うのだ。冒頭の写真は取りあえずランダムに大きさの違うもの3頭選んで比べてみたものだ。
それらの卵が産み付けられたのはおそらく12月初旬までで時間的な差は殆どなかったはずで、葉の枚数が少なくなった貧相なカタバミにそれほどの数の卵が一度に産み付けられていたらすぐに目につきそうなものだが、残っていた葉の上には卵は見られなかった。また仮に卵を見落していたにせよ、孵化の時期にそれほど差が出るとも思えないので、なぜこれほど大きな差が付いてしまったのか不思議なことだ。しかし、現実には冒頭のの写真ように2月7日時点では大小取り混ぜて15頭を数えたのだが、さらに3月1日に数え直すとさらに増え、23頭になっていた。これはどう説明が付けられるのだろう?
そして、2月8日には一番大きかった緑色の1頭が一番先に早々と蛹になってしまった。次の写真だ。それ以降、順次蛹となり3月1日時点の蛹の数は7つとなったが、一方でまだ2齢のような小さいものがいくつかいる。何と不思議なことか・・・。

この蛹の翌日の姿:
さらに、幼虫の体色だが、今回の飼育で2種類違うものがいることが分かった。緑色のものとピンク系のものがいる。夏場に飼育した時の幼虫はどれも体全体緑色をしていたが、今回はピンク色の筋が入ったものや全体がピンクがかっているものが多い。これはこの時期のカタバミの赤っぽい葉の色に合わせるように保護色をしているのかとも考えたが、ご覧のように数は少ないが現に緑色をしたものもいることを考えるとこの色の違いも今ひとつよく分からない。

(Henk)
参考 蝶図鑑 ヤマトシジミ

