クロハネシロヒゲナガの飛翔

 

 

 

ここ数年、この時期になると現れる何とも奇妙な蛾を撮り続けています。オスの異様に長い触角を別にすれば体長は1cm弱の小さな金色をした蛾なので、膝丈ほどに生えた草むらの中を飛んでいる姿を何とか撮ろうとするのですが、上手く焦点が合わせられずご覧の通りほとんどがピンボケの写真ばかり。風の影響も受けやすく、見るからに邪魔になりそうな長い白い触角はむしろ感度のいいアンテナの役目をしているようで、茂った草の隙間を葉にぶつかることなく器用に避けながら右へヒョロヒョロ、左へフラフラと頻繁に方向を変えながら潜り抜けていきます。
ただ、花で吸蜜している時は、その花を少しくらい揺らしても逃げたりしないので、いろんな方向からじっくり撮影できます。この白い花は最近咲き始めたハルジオン。その花の大きさからもこのヒゲナガの大きさが容易に想像できると思います。

(Henk)

 

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