傷ついたカラスアゲハ

毎年この時期になるとアオバセセリを狙って出かけるのだが、思うようにはいかなかった。この日午前中3時間粘ってみたが、結局ダメだった。自然相手は難しい。そんなことは分かっていながら、毎年似たようなことを繰り返していて、我ながら笑えてしまう。
この日の目玉はと言えば、傷ついたカラスアゲハ。なぜか地面に近い所のクモの巣にかかって、かなり長時間バタバタ藻掻いていたようだ。見ると前翅の鱗粉がかなり剥落してして、体力も限界に近づいていたようだが、幸いなことにまだクモの餌食にはなってはいなかった。クモには折角のエサを横取りして申し訳なかったが、前翅にしつこく絡まったクモでの糸を外してみると、意外にも後翅は殆ど無傷でまだ綺麗で尾状突起もしっかりしていた。しかし、クモの糸から解放された直後は掌に乗せてもすぐには飛べそうにないので、木に止まらせしばらく様子を見ていた。時々軽く翅を動かしながら20-30分もこうしていただろうか。最後には多少ヨタヨタながらも無事飛び立って行った。
また、人間が余計なことをしてしまった。
因みに、クモの巣に絡まったその場面は写真を撮っていないが、救出直後はこんな具合で、前翅が痛々しい(まだ左前翅に糸が残っているのが見える)。

(Henk)
参考 蝶図鑑 カラスアゲハ

