消えたコムラサキ幼虫
今シーズンもSさんと共同で多摩川河川敷のヤナギの木で越冬しているコムラサキの幼虫を観察している。今シーズンは昨シーズンより発見した幼虫の数が大幅に増え、その合計は80頭を超えている。実際にこの場所での幼虫の数自体が増えてきたのか、それとも我々が見つけるのが上手になってその結果となったのか、一体どちらだろう。
昨年末から観察していて、私が発見した30あまりの幼虫のうち、既に3つの姿が見えなくなっている。
まず、1月末に#21と名付けたものがいなくなった。これは何らかの理由で死亡したと思われる。
#21の最後の姿 (28日?に死亡)
そして、今朝(2月9日の朝)、さらに#1と#8の2つがいなくなっていた。いずれも写真のとおり7日の午前には確認できていたので、その後9日の朝までの間に消えてしまったということだ。
#1の最後の姿 (2月8日に覚醒、移動?)
#8の最後の姿 (2月8日に覚醒、移動?)
この2つは、どちらも冬眠からの覚醒が近いような動きをしていたものだった。したがって、これらは#21のように死んでいなくなったのではなく、少し早く(早すぎ?)覚醒してしまって、自らその越冬していた場所を離れてどこかへ移動したと思われる。しかし、仮に高い木の枝先に移動してエサを探そうにも、まだこの時期にはヤナギは芽を出してはいない。新芽が出るのはまだ1か月近く先のことだろう。大きなお世話だが移動開始が少し早すぎたのではないか。エサが見つからないとなると、また移動先で芽が出るまで再びジッと我慢して待つことになりそうだ。ともかく、これから3月にかけて気温が20度に近い日も多くなる予報なので、どんどん覚醒が進むことも予想され、ますます目が離せなくなる。明日も見てみよう。
(Henk)
参考 蝶図鑑 コムラサキ

