飼ってみた、アカタテハ(2)

結局、多摩川土手のその場所には二度ほど行って合計9頭の幼虫を採ってきた。巣のついたカラムシの茎を少し長めに採ってきて水に活ける。幼虫は結構な食欲だ。その後、何度かカラムシの葉だけエサ用に補充した。9頭のうち1頭は早々と前蛹にはなったものの、ついに蛹にはなれないまま、死んで干からびてしまった。これは病死のようで、ハチ・ハエなどに寄生されて死んだものではなかった。

製作途中の巣: 半分程まで糸で綴じてきている(飼育中)。 

完成した巣:

そして、終齢に近かったものから順次蛹になっていく。蛹は垂蛹(すいよう)と言って尻を何かに固定して逆さまにぶら下がるスタイルだ。食草を離れて飼育箱の天井にぶら下がるもの、食べ残したカラムシの葉からぶら下がるもの、いろいろだ。

前蛹: 飼育箱の天井に逆さまに釣針状になってぶら下がり、蛹になる準備をする。 

蛹:

これまで見てきたツマグロヒョウモン・ヒオドシチョウなどタテハチョウ類に特有の形で、蛹の背中にはキラキラ金色に光る突起がいくつもついている。アカタテハの蛹を見たのは今回がはじめてだが、やはりこれもそうだったか。でも、一体背中のこのきらきら光る突起は何の意味があるのだろう?成虫の姿とは全く関係なさそうなのにと、またツマグロヒョウモンの蛹を初めて見た時に浮かんだ素朴な疑問が浮かんできた。一体何の役目をするものなのだろう?

 

飼育第1号:  蛹になって1週間目についに羽化、まさにこの時を待っていた。しかし、開翅はしてくれたものの、この羽化は夕方遅くに始まり、室内の灯りなので鮮やかなはずの翅の色合いが今ひとつだった。

 

第2号:  期待していたが、結局開翅はせず、そのまま飛び立ってしまった。わずかに見える前翅裏の朱色と青が印象的。

 

第3号: 外光のもとでやっと綺麗に開翅してくれた。

(Henk)

参考 蝶図鑑 アカタテハ

 

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