カラムシの葉の上で
これも先日の観察会で出会った場面です。道端に生えているカラムシ。この植物を利用している生物はたくさんいると思います。昔は苧麻(チョマ)といって、我々人間もわざわざ栽培までしてこの植物から繊維をとって織物を作っていましたが、現在は殆ど利用はされていないようです。今、この植物は虫たちの生活の場となっているだけ。アカタテハもそんなカラムシを食草にしていますが、自然はいつも厳しい。
アカタテハの幼虫(巣を開いたところ、中にこういう毛虫がいる)
アカタテハの蛹。無事こうして蛹にまでたどりつけた。
アカタテハの蛹を狩るアシナガバチ。
しかし、寄生を免れて無事蛹になったからと言って安心はできません。このようにアシナガバチに狩られている不運なのもいました。アシナガバチは蛹を鋭い歯でグチャグチャと細かくかみ砕き、肉団子を作っていました。それを巣まで運ぶのでしょう。わずかに残った部分からアカタテハの蛹だということが分かります。

アカタテハの作った巣を開くと同時に、中にいたアリの大半はあっという間に逃げてしまった。中には干からびたアカタテハの幼虫の死骸が。
ラミーカミキリ。彼らもカラムシが生活の場です。この名前のラミーとはカラムシ(苧麻)のことなのです。

イナゴ。彼らは雑食、必ずしもカラムシだけでなくても良い?
(Henk)
参考 蝶図鑑 アカタテハ

