不思議で奇妙な痛ましい光景

今日は手乗りではなく、昨年出会った不思議で奇妙な痛ましい光景です。

秋の多摩川一帯はコセンダングサが咲き誇り、その後には何とも腹立たしい悪魔的な種をドンドン付けています。われわれ人間も多摩川土手・河川敷に出ると必ずその種の洗礼を受けることになります。その種は先端に何本かの鋭い銛のようなものが付いており、しかもそれぞれにたくさんの細かい返しまで付いています(次の拡大写真をご覧ください)。これが一旦物に刺さるとすんなりとは抜けません。チョウの調査中に靴下に刺さろうものなら取るのに一苦労、先が折れて残ってしまうと悲惨です。
このキタキチョウも翅を何か所もこの銛で突き破られ、身動きできなくなって死んでしまったようです。

12月半ば過ぎ日向ぼっこに出てきていたキタキチョウを見つけ追いかけていました。しかし、それには逃げられてしまい、また他を探し始めた時に目に入ったのが別のこのキタキチョウ。ではあるのですが、近寄ってみて、なぜこのようなことになったのか?と思わず首を傾げた光景でした。まぎれもなくキタキチョウですが、どういうわけかコセンダングサのとげとげの種に翅を引っかけられて死んでいるのでした。チョウでもこんなことがあるのか?蜘蛛の糸でも器用に避けて飛ぶチョウが、コセンダングサの種に引っかかってしまうとは・・・。越冬中に日向ぼっこに出てきて、こんな思わぬ事故に会ったということでしょうか?何とも不思議で奇妙な痛ましい光景でした。

(Henk)

参考 蝶図鑑 キタキチョウ

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