アカタテハの羽化
蛹になっていたアカタテハが相次いで羽化した。
これまでも羽化の瞬間を撮ろうと何度も挑戦していたが、蛹の殻が割れて体が出てくるところはなかなか捉えられない。蛹の外からも中の翅の模様が透かして見え始め羽化が間近なのは分かってはいてもだ。というのも、アカタテハの蛹はカラムシの葉で作った巣の中にいるので、葉が邪魔で直接見るのはちょっと難しい。ということで、いつものことだが、気が付いた時には既にその巣から巧妙に這い出して完全に巣の外に出て縮まった翅を伸ばし始めている。この間、わずか数十秒のことなのだが、どうもうまく捉えきれないのだ。今回もそうだった。
この日の朝、蛹の外からも翅の赤い模様が透けて見えだした。ただし、これは、そっと巣を開いて撮影したもので、そのままだと巣の中は直接は見られない。
今回も気が付けば、もう外で翅を伸ばし始めていた。まだ、翅はまだ柔らかくすこし縮れてゆらゆらしている。
翅はかなりしっかり伸びた。
最後に余分な体液を放出する。まるで血のようでドキッとする赤い色だ。
翅はもうすっかり乾いて固まっている。外に出すと少し羽ばたいて下に降りて翅を大きく広げた。もう飛び立つ準備ができたようだ。
このあと羽ばたいて壁に止まり、ほどなくどこかへ飛んで行った。
次の写真は前日に羽化した別個体。飛び立つ前に手に止まり、記念撮影。だが、その頃になるとなかなかこのように手の上で、まるで標本のように、奇麗に開翅してくれず、すぐに飛び立ってしまうことが多い。
(Henk)
参考 蝶図鑑 アカタテハ

