タテハチョウのなかまは大形または中形で、はねの形や色彩、斑紋などに変化が多く、いろいろ違った特徴をもったものがふくまれています。ほとんどのものが触角に鱗粉があり、前あしは変形して感覚器官になっています。花のみつや樹液など、種類によって違うものを吸います。世界に約3500種います。
形はいろいろで、表面にでこぼこやすじのような突起のあるものもいます。
幼虫 イモムシ型で、頭部に2本の角のあるものや、頭部や胴にとげのあるものなどがいます。ふつう、5令でさなぎになります。
さなぎ 形はいろいろで、葉のような形のものや、とげやかぎのようなでっぱりのあるものもいます。すべて、葉や枝などにぶらさがる垂蛹(すいよう)です。
冬ごし 卵、幼虫、さなぎ、成虫など種類によってそれぞれきまったすがたでします。
食草 アサ科、スミレ科、マメ科など、種類によってまちまちです。