セスジスズメ(親子)
この日、陽が陰ったのでベランダで水遣りをしていると、どこからともなく勢いよく飛んで来たものがあった。咄嗟には正体がわからなかったが、それはセスジスズメだった。植木鉢の縁に止まっていた。通常なら、もっとあたりが薄暗くなってから活動始めるものなのだが、どこか潜んでいた場所から追い立てられて逃げてきたのだろう。

少し背中の鱗粉は剥落してはいたが、自慢の翅は健在。まるで後退翼の戦闘機さながら。高速飛行が出来そうだ。
そこで、この夏、道端で出会った幼虫を思い出した。それが次の写真だ。ツツジの植え込みに絡みついたヤブカラシの葉を食べている。これが親子だが、どう見てもそうな思えない。

幼虫はと言えば、毎年花壇の花を食い荒らし、特にベゴニアなどは気が付くと一晩で何株もが茎だけにされてしまう。その姿たるや、見るからにグロテスクで何となく毒を持っていそうだ(空想上の生き物「ツチノコ」の想像図を思わせる)。しかも、至って大食漢なのだ。以前には、花壇を守るため駆除もかねて幼虫を捕まえて飼育を試みたこともあるが、蛹になる前に死んでしまい、自分で飼育した成虫を見ることはなかった。
スズメガの仲間の成虫は皆、高速飛行に適した素晴らしい形をしている。これはよく見かけるウンモンスズメ。
(Henk)

