幼虫たち
ハイムを一回りしたら、こんな幼虫に出会った。チョウになって飛んでいると人目には付きやすいが、葉っぱの上でいると殆どの人はこんな幼虫がいることに気付かないかもしれない。もし興味があれば、周囲の草木をもう一度よく観察してみよう。
アオスジアゲハ:
このヤブニッケイのひこばえにはよくアオスジアゲハが産卵に来る。今年2度目だ。ハイムには約90株のクスノキがあり、今たくさんのアオスジアゲハが飛び回って産卵しているのが見られる。だからクスノキにもこうしてたくさんの幼虫がいるはずだが、高い枝先を下から見上げただけではなかなか見つけられない。その点、このひこばえは眼の高さにあり容易に見つけられる。
仲良くそれぞれの葉の上で。ただ、この場所では、よくハチに寄生されるので、この幼虫たち、無事羽化までできるだろうか。
アカボシゴマダラ:
あちこちの植え込みの中に実生の雑木として生えたエノキの葉の表にこうして幼虫がいた。この幼虫はちょうど糞をしている最中だった。黒く見えるのが糞だ。
ムラサキツバメ:
マテバシイの何本か伸びたひこばえの先端にいくつかの幼虫が付いていた。見つけるのは簡単。この幼虫にはアリが纏わりついているので、まずアリを探せばよい。手前でアリが取り付いているものの向こうに見える葉の付け根にも、もう一つ幼虫がいるのがわかるだろうか。
これがそのひこばえで、その先端に幼虫はいる。ただ、この幼虫たちがいるひこばえには彼らが食べられそうな柔らかい葉っぱはもうそんなには残っていない。
ヤマトシジミ:
カタバミにごく小さい3mmほどの幼虫が付いていた。あまりに小さくて老眼ではなかなか見つけられない(笑)。カタバミをいくらか根元からむしり取って来て、丹念に探してやっと見つけることができた。それをそのままコップに活けた。
(Henk)