ツマキチョウの保護
これは、以前7月に書いた記事のいわば続編となります。参照:「蛹発見!行方不明のツマキチョウ」
4月頃、飼育箱に入れないまま部屋でツマキチョウの幼虫を飼育していたのですが、ある日気が付くと終齢幼虫が何頭か突然行方不明になっていたのです。少なくとも2-3頭はいたはずです。あるいは、もっといたかも。その当時、部屋中一生懸命探したのですが全然見つけることができなかったのですが、7月になってふとした拍子に、驚くことに、リビングの隣の和室の鴨居の上で蛹になっていたのを発見したのでした。。
最初に見つかった蛹(鴨居の上で)、まさかこんなところで・・・。
その時見つかったのは1頭だけでしたが、実はさらに8月に入り、これまたもっと意外なところで偶然に蛹を発見したのでした。その場所は、リビング・和室から離れた物置に使っている所で、おまけに何と選りによって床に置いてあったご存知の殺虫剤のスプレー缶に張り付いていたのです。
二つ目の蛹(殺虫剤の缶に)
いずれにしても部屋の中でそのまま置いておいても来春に羽化することはできないと思われるので、もと居たところから剥がし取って、拾って来た木の枝に糸と糊で取り付ける作業をすることにしました。それが冒頭の写真です。
ツマキチョウのような年一回、春にしか発生しない種類のものは、蛹の姿で暑い夏、そして寒い冬を越してこそ初めて翌春に羽化できるので、他の飼育箱で蛹となったものと一緒にこれからはベランダに置いて、冬の冷たい風もも晒して、春まで待つことにします。無事羽化できることを信じて。現在飼育箱にいる越冬蛹の数は合計10頭です(もうこれ以上、新たな発見がないかぎり。ただ、2度あることは3度と言いますから分かりませんが・・・)。
(Henk)
参考 蝶図鑑 ツマキチョウ
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