ヤマトタマムシ飼育中

今年はシーズンの初めに羽化不全のヤマトタマムシをたくさん見ていたので、何か異変でもあったのかと心配していたが、その後完全な個体が元気に飛び回るのを見るようになってホッとしていた。
実は現在2頭のヤマトタマムシを飼っていて、冒頭の写真の1頭がそれである。もう1頭はその数日後に偶然道端で拾ってそのまま持ち帰った。仰向けで転がっていたので死んでいるのかと思って拾いあげたところまだ生きていたので、それも一緒に2頭飼育箱で飼い始めた。エサは近くの道端に生えている小さなエノキの葉。何日か置きに採ってくるが、どこが違うのかよく食べる葉っぱとそうでないものがある。最初に与えたエノキはあまり食べなかったので、違う場所で採ってくるとそれは勢いよく食べる。どこか違いがありそうだが、分からない。2頭並んでいる隣に見える葉などは、彼らにとって美味しいのか、かなり食べられているのが分かる。食べる時は、最後の写真のように、葉の縁を縦に挟み込むようにして首を上下させながら徐々に食べ進んでいく。つまりチョウの幼虫などと似た食べ方だ。

これを書いている時点で、もう1か月近くになるが2頭とも元気で、狭い飼育箱の中で時折翅を広げてブルーンと強い羽ばたきを繰り返す。実際に飛べず気の毒に思いながらも、悪趣味に人間はそれを眺めている。

(Henk)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です