すわ!クマソか?

ソテツの新芽が出る時期は初夏であると、一般には言われている。しかし、近所にある1つの株は初夏はもちろんだが、秋口にも新芽を出す。そこに、クロマダラソテツシジミ(通称クマソ)が産卵にやって来たのは3年前の10月初旬のことだった。この辺りで初めて見るチョウだった。しかし、一昨年は全く姿を見せなかった。そして、昨年は再び現れ、そこで産卵し、その次の世代が初冬まであたりを飛び回っていた。しかし、成虫で越冬したものはいなかったし、もちろん、卵・幼虫の越冬も確認されなかった。

さて今年はどうだろうか?一体どこから飛んで来るのか?と思いながら、この朝も観察に行った。そして、遠くから見て、今年も来た!と思い近づいてみるヤマトシジミのオスが止まっていただけだった。ガッカリ、実に紛らわしい!

新芽が伸び始めて、緑色が見えてきた。今年もこの株だけは期待できそう。

今年の初夏に新芽を出し健康に伸びた葉の下には、去年のクマソの食害にあっ手葉軸だけになった葉が見える。そして、さらに今年の秋芽も用意している。

他の株はどれも秋には芽を出しそうにない。

(Henk)

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