シジュウカラの巣立ち
その日の狙いはこの時期から見られるヤマトタマムシだった。生田緑地の桝形山頂上にはかつて何本かの桜の老木がありタマムシがよく見られたものだが、既に殆どが切り倒されてしまい、現在は老木は1本しか残っていない。その日は残念ながらタマムシは見つからなかったし、セナガアナバチも姿がなかった(参照「奇妙な寄生バチ」)。
何度も木の周りをまわって老木のゴツゴツした幹を確かめながら眺めていて、ふと予期せぬものに目が留まった。木にできた小さな穴からシジュウカラのヒナが覗いていたのだ。しばらく見ていると、奥からもう1羽も顔を出し、もう1羽を前に押し出す格好になった。とたんに、前の1羽が飛び立った、というより落ちるように数メートル飛んで、付近の草むらに落ちた。しばらくして、もう1羽も飛び立った。こちらは30m程低空飛行して反対方向の地面に降りた。シジュウカラの巣立ちの場面に遭遇したのだ。サクラの木の上では親と思われる成鳥が鳴きながら見守っていたようだ。あたりにはカラスの声もしていたので、狙われはしないか気にしつつその場を離れた。この巣立ちの様子を偶然一緒に観察することになった鳥屋さん曰く「このシジュウカラは他のものよりも1か月近くも遅いですね。」と。
今年は先月に多摩川土手で見た巣立ったばかりの仔スズメに続いて二度目のヒナの巣立ちの瞬間を目撃することになった(参照「スズメの巣立ち 多摩川」)。
シジュウカラのヒナを発見
2羽いる。

そのうち1羽が飛び立って(ほぼ落下)、付近の草むらへ。
おぼつかない足取りでヨチヨチ歩く。
少し遅れて2羽目が巣立った。30m程低空飛行をして、地面に降りたが・・・。
辺りにはカラスの声もしている。親鳥は心配だろうが、これからは自力で生きていくしかない。
(Henk)

