ナヨクサフジからオオキンケイギクへ



何年も長い間多摩川を見てきたが、河川敷の風景は年とともに知らず知らずのうちに変化している。河川敷を埋め尽くす多くの植物も入れ替わりながらどんどん変化していく。それまで優勢だった植物もいつの間にか姿を消し、新顔が幅をきかせたりもしている。30年以上前の記憶ではナヨクサフジという植物は生えていなかったと思うし、名前さえも知らなかった。初めて見た時はカラスノエンドウの一種かと思ったくらいだった。しかし、この10年くらいの間に春にはラベンダー畑を思わせるほど河川敷を紫色に染めていたものだ。それがどうだろう、この1-2年、急にその勢いが無くなってきているように思える。代わって、現在勢いがあるのはオオキンケイギクだ。キバナコスモスを思わせる強烈な黄色が特徴で、あっという間に河川敷を黄色に染める。
これは7年前の風景(2019年5月15日 Matsさん撮影):
この写真では既にオオキンケイギクはナヨクサフジと張り合っている。
以前、春先の河川敷の黄色い花といえば野生化した菜の花やノラボウ菜だったのだが、なぜか今年はほとんど見られなかった。今改めて思い出すと、秋にはセイダカアワダチソウが幅をきかせていたものが、最近は昔の勢いはなくなったようだし、キクイモも以前ほどの勢いはなくなったようだ。しかし、いつまでもしつこく厄介なのはクズとアレチウリ、それにセイバンモロコシ。この3種類は我々がチョウのトランセクト調査をする際のコースを塞いでしまう厄介者なのだ。
(Henk)

