ムラシとムラツ
「ムラシ」と「ムラツ」、聞き慣れない言葉かと思うが、これは「ムラサキシジミ」と「ムラサキツバメ」を呼ぶのに簡単に縮めていったものだ。先の記事にも書いたのだが、先日来ハイムのアラカシの生垣でそのムラシとムラツが一緒に入り混じって行動している。アラカシはムラシの植樹であり、ここが彼らの本来の棲息環境なのだが、ムラツはマテバシイなどが彼らの食樹であることからこれまではハイムの中のマテバシイの植えられた別の場所で見られていた。しかし、今年は何があったか、ムラシ・ムラシが一緒に同じ場所で飛び交っているのだ。そして、ムラシを撮影中にいきなりムラツが来て、偶然だが二つ揃っているところに巡り合った。ただこの珍しい光景に慌ててシャッターを押したので、心ならずも焦点が合わぬ一枚となってしまった。
(Henk)