モンキチョウ 恋は成就せず

この日、梅雨が明け、午前9時過ぎにもう30℃近い。全国的には大雨が続いていた地方もあったようだが、ここ関東地方は比較的降雨量も少なく、今年はどちらかといえばカラ梅雨だったようだ。そんな多摩川の土手で2頭のモンキチョウがいた。以下の写真はは、そんな2頭の様子を撮ったものの一部だ。
白いメスはアカツメクサで吸蜜しており、その周りを黄色いオスがしきりに飛び回り求愛しているようだった。オスはメスに見えるように位置を変えては何度も何度も大きく翅を広げ存在をアピールしているのだろうが、肝心のメスはあまり関心を示さない。それよりも吸蜜に余念がない。専ら色気より食い気のようだ。基本的にあまりこのオスに興味がなかったのかもしれないが、それならさっさと断ってやればいいものを、完全に拒絶のポーズも取るわけでもない。一方オスの方は完全に拒否されてないので、受け入れてもらえることを期待しつつ3-4分間同じことを繰り返していたが、結局このオスの涙ぐましいプロポーズは最後まで実ることなく、2頭とも別々にどこかへ消えていった。

(Henk)

参考 蝶図鑑 モンキチョウ

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