急激に少なくなって
多摩川での我らの今年のトランセクト調査も11月末で終了した。今年は例年に比べ11月にも暖かい日は多かったが、見られるチョウの種類・数とも急激に少なくなった。12月に入ってからは日向で見られるのは、ヤマトシジミとベニシジミなどと、成虫で越冬するキタキチョウ・キタテハくらいに限られてきた。そう思っていた矢先、ヤマトシジミと絡み合うようにして飛んでいたのは、ウラナミシジミだった。まだそれほど翅も傷んでないし、元気いっぱい。わずかに残ったコセンダングサで吸蜜をしている。もしかするとこのまま成虫越冬するのだろうか。3年前、2月に越冬中のウラナミシジミを一度見たことはあるが(「越冬中のウラナミシジミ」)、多摩川付近でも越冬できるようになってきているのだろうか。
(Henk)
参考 蝶図鑑 ウラナミシジミ