クロコノマチョウが多摩川にも定着
多摩川でクロコノマチョウに初めて出会ったのは2年前のこと。それ以降、度々見かけるようになった。特に今年は8月から10月にかけて毎月何度も見かけるようになった。ヒカゲチョウなどがいる場所と殆ど同じところで目撃するわけだが、もちろん出会う頻度と頭数はヒカゲチョウほどではないにしても、多摩川に定着して、徐々に数を増やしているのではないかと思われる。これまでも少ないながらいたのかもしれないが、このチョウの特徴は他のチョウのようにヒラヒラ飛ぶことが少ない。どちらかというと非常に地味で、薄暗い藪や茂みにジッと潜んでいることが多く、こちらが知らずに至近距離に近づいた時に初めて慌てて飛び立って、あっクロコノマがいたと気づくような具合だ。また、これからの時期にはたとえ地面に降りていても枯れ葉に紛れてその存在に気付き難いということも発見が難しい理由のひとつだ
これが2年前の多摩川で初めて出会ったクロコノマチョウ
因みに、これは余談だが、先日10月6日に白金の自然教育園で日本チョウ類保全協会主催の観察会があったが、その時、同園でクロコノマチョウを見たが、この場所で見たのは初めてのことだった。こんな都会の何中にもいるのか、というのが第一印象だった。その時の証拠写真がこれだ(少しピントは甘いが)。
(Henk)
参考 蝶図鑑 クロコノマチョウ
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