木枯らし1号のあと
昨日11月13日にはに東京地方にも冷たい木枯らし1号が吹いた。何と3年ぶりらしい。ほんの数日前には仕舞込んでいた夏物を再び引っ張り出したことがまるで嘘のように思える季節の変わり様だ。今日は風も幾分おさまり日向では陽射しが暖かく感じられたが、多摩川土手を吹き抜ける風にはやはりもう冬の寒さがあった。飛ぶチョウの種類も数もめっきり少なくなった。
アカボシゴマダラ。葉の少なくなった実生の小さなエノキで2㎝程の幼虫を二つ見つけた。黄ばみかけた葉が完全に落ちる前に彼らも根元に溜まった落ち葉に潜り込んで冬眠に入ることだろう。
今日見られたチョウはキタテハ、キタキチョウ、チャバネセセリ、ヤマトシジミなど例年晩秋に最後まで頑張る常連たちだ。
キタテハ(冬場でも少し暖かい日があると活動する典型的な成虫越冬の代表)
チャバネセセリ(キタテハを撮っていると親し気に筆者の手に止まった。手の上で日向ぼっこ。)
(Henk)