夏の〆 ④ キベリタテハ

夏の〆の最終回。出遅れ覚悟で出かけたもののやはり現地でもその通り、花も蝶も時期を逸してはいたのですがささやかな期待を抱いていたのは他の蝶より出現が遅めのキベリタテハでした。Mats

重鎮のキベリタテハ以外はボロが多いとは言え大体の蝶を撮影できたが期待していた重鎮は姿を見かけないまま下山の時刻となっってしまった。コンクリートなどの人工物にとまる習性があるので最後にロープウェイの駅舎のコンクリ壁を見回ったが見つけられず諦めて乗り場に進んだ。ふと振り返った壁になにやら気になる影が・・・乗り場壁面の建物の影の線とほぼ重なるように小さな影ができている。なんだろう? ・・・近づいて見るとなんと翅を閉じてミネラルをチューチューと補給しているキベリタテハであった。まさに偶然の発見。時間は気になるがそんなことは言ってられない、じっと観察する内に翅をパタパタしだしたので開翅の撮影も叶った。

見ていた限りでは駅のアナウンスの高周波の音が鳴るのと開翅がほぼ一致していたがあまり聞いたことのない話

 ⇒ 動画 キベリタテハの開翅(動画の最初と最後)

 ↓ こんなところにいた。随分歩き回った挙句の果に駅の壁にとまっているとは・・・よくぞ見つけた、エライ!

↓ クジャクチョウ同様に裏は真っ黒。但し外縁部にクリーム色のボーダーが入っている

↓ 表は渋い濃茶の地に青い点列、そしてクリーム色の太い帯。全てが見事な調和の内に決まっている

↓ 本当はコンクリ壁でなくマツムシソウ訪花を狙いたかった(珍しい事例なるも過去に同地で撮影した)が贅沢は言うまい 

(アーカイブ 2022年8月26日)

↓ 同

↓ 最後の最後にラッキーな足止めを喰らったがギリチョンでロープウェイに乗り込む

↓ 帰路、恒例のあずさでの一人祝勝会、キベリで夏の有終の美を飾れた。ただ帰宅後、夜にフランス語の授業(ZOOM)があるので、いつもの半分の350ccで我慢する・・・とは言え、酒気帯び受講だ、先生ゴメンナサイ、お赦し下さい!

 

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