今日は坊主を免れた!(久しぶりのアサギマダラ)
この日午前中の用事が意外と早く片付いたので、少し遅かったが昼前に高尾山に向かった。狙いはまずはアサギマダラだったが、頂上近くまで全く姿を見せなかったので、今日もまた坊主かと悪い考えがよぎる。このところ、坊主続きだったのだ。しかし、頂上近くでは、まだウツギが満開の状態で、そのウツギにオオスズメバチも含め何種類かの虫たちが群がっている。その中にアサギマダラもいた。
アサギマダラはいつも悠々と行動するが、この時は余程空腹だったのか長い間花から花へと忙しく動き回り、少々枝を揺すっても一向に飛び立つ気配がない。一旦花を離れてもあたりを一巡りしてまたすぐ元のところに戻ってくる。それに付き合ってこちらも随分長時間楽しませてもらった。5月上旬には裏高尾ではウツギ(ヒメウツギ)の花はすっかり散ってしまっていたが、頂上近くでは今まさに満開だ。ウツギの判別はなかなか難しく、同じヒメウツギだと思っていたのだが、どうもこのウツギはマルバウツギという別の種類らしい。開花時期にもこれだけの差があるようだ。
この日のもう一つの狙いはウメガサソウだった(次の写真)。
ウメガサソウはつい5-6年前に知った小さな山野草だが、近年は心無い盗掘で急に数を減らしているようだ。この日は幸いにもかたまって花を咲かせている所を見ることができた。以前は手が届くような場所にも生えていたものだが、残念ながらもうそこには見られなかった。ということは、やはり盗掘にあったということだろうか。であれば、嘆かわしいことだ。
(Henk)
参考 蝶図鑑 アサギマダラ
やはりきれいなチョウですね。私も6月に入ってから高尾山に行きました。一号路を通る予定でしたが、途中で間違えたらしく小さな洞窟の横を通ってしばらく登ると撮影している方がいました。その先を見るとアサギマダラが一頭花の上を飛び回っていました。下る時も見晴らしのよい場所で勢いよく飛び去りました。
裏高尾の紅葉平の先まで行ってみたら、モンキアゲハやジャコウアゲハ等の黒いアゲハをよく見ました。
最近、自由研究のためにジャコウアゲハの飼育をして保全について考えています。
ドラコンボールのようなオレンジ色の卵のいくつかは変色して穴があいてしまいました。幼虫は全てサナギになりました。
小学校三年生でチョウの観察をするため、教室でモンシロチョウとアゲハチョウを飼育しています。
ジャコウアゲハのことを話すと写真を持ってきてほしいと言われたので娘に持たせました。
あさぎさん
お嬢さんも小学校低学年の頃からチョウや生き物に興味を持ってもらえるのは大変いいことだと思います。そういう私も、小学校に上がる前から虫を追いかける悪ガキでした。モンシロチョウをはじめいろいろ飼育もしましたし、意味もなく虫を捕まえては虫かごに入れたまま忘れてしまって(捕まえると急に興味を失ってしまいそのまま放置することもしばしば)随分殺生もしました。
そんなことをしながらも、子供の頃から自分の目でいろいろ観察をするのは素晴らしいことです。