土手のアカツメクサに

近所の多摩川には40種以上のチョウが棲息している。発生時期はそれぞれ違うが、年間を通じていまだにたくさんのチョウと出会える貴重な場所でもある。川べりは比較的風がよく通るところなのだが、それでも夏場はその風も熱風である。少しでも涼しい午前中にとチョウの観察に出かけるが、それでも気温は軽く30℃を越えている。チョウになかなか巡り合わない。彼らも暑さを避けてどこか草陰にでもひそんでいるのだろう。また、夏場には春や秋ほどに花がないが、そんな時期、わずかに咲いているアカツメクサを見つけた。チョウにとって貴重な蜜源のはずだ。そこに何頭か忙しく飛び回るのがいた。

イチモンジセセリ 

チャバネセセリ 

モンキチョウ 

ミヤマチャバネセセリ

イチモンジセセリだ。まだほかにもいる、チャバネセセリも何頭かいる。どこからかモンキチョウも加わった。皆その場所を離れず、花を次々と取り換え取り換えしながら蜜を吸っている。そして、その日期待して探していたミヤマチャバネセセリも現れた。この時期、わずか10分程度で3種類のセセリチョウとモンキチョウ、一応の収獲だった。やはり、この場所は貴重な場所だ。

ということで、翌々日もまたちょっと様子を見に行った。その日は、前々日のセセリたちは見当たらず、代わりにキマダラセセリがいた。そして少し翅が傷んだヒメアカタテハがいた。あと、ギンイチモンジセセリも見られるといいのだが、そううまくは行くまい。

キマダラセセリ 

ヒメアカタテハ

(Henk)

参考 蝶図鑑 イチモンジセセリ  チャバネセセリ  モンキチョウ  ミヤマチャバネセセリ  キマダラセセリ  

ヒメアカタテハ

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